不動産仲介手数料と業務内容
仲介手数料は変わる!
VEという言葉を聞いたことがあるでしょうか?建築の絡む不動産業務をやっていると必ずこの言葉に遭遇します。
VEとはバリュー・エンジニアリングの略で、簡単に例えると「ある高価な部材がなければできないものを安価な代用品を用いることで質を落とさず同等の価値又はそれ以上の価値のあるものを見出すこと」です。
建築の現場はコストとの戦いですから良い現場は確実にVE実施していきます。
対の言葉としてCD(コスト・ダウン)という言葉がありますが、これば言葉どおりコストを削ることで価値も下げてしまう駄目な代表例として表現されます。
コストを下げて商品価値の向上を目指すという考え方は企業の考え方としてはとてもマッチしています。
ですから建築に限らずこのVEという考え方は多くの企業で取り上げられています。
当然この考え方を不動産仲介に導入していくべきであると思います。
しかし、いまでも情報提供をメインにしている仲介業者が多くいるのを見ればわかりますが、不動産仲介業の世界は昔からの慣習から依然抜け出せない状態が続いています。
パソコンとインターネットを利用することで今の不動産仲介のシステムに頼らなくても良い物件を買っていただく方法はいくらでもあります。
ただしそれはサービスを提供する側がそれを念頭において改革を行わないと何も変わりません。
考え方を変えることで仲介手数料の金額だけでなく純粋なお客さんの利益向上にも貢献できるのです。
私たちが目指すのは単なるコストを下げただけのサービスではなく、顧客の視点に立ったシステムを構築し、手数料を下げて今まで以上のサービスを提供することです。
●仲介手数料削減のための努力
@折込・投函チラシはやらずインターネットで集客
A駅前立地の家賃の高いテナントより賃料が安く利便性の良い事務所を選択
B人件費及び固定費削減のためパソコンをフル活用する
C対面でなくとも対応できる物件紹介システムの構築
仲介手数料の考え方
業務と報酬は一体のものです。普通に考えれば当たり前なことなのですが不動産仲介の世界ではあまり重要視されなかった事項です。 なぜあまり問題視されなかったかといえば、これまでは不動産屋を通さないと情報が入らないので良い物件を買えなかったということです。
当然不動産業者を通さないと良い物件が見つけられなかったわけですから、お客さんも高くても仲介手数料を支払っていたわけです。しかし、情報がインターネット上で多く出回るようになり、不動産業者だけが独占していた多くの物件情報は不動産業者にとって切り札ではなくなりました。当然、不動産会社の立ち位置が微妙になってきます。
不景気の最中ですから、皆さんも良い仕事に対し手数料を払うことは文句ありませんが、大した仕事もしていないのに大金を支払うことは絶対嫌だと思うわけです。
当社ではこれまでの不動産仲介の考え方を改め、業務を徹底的に合理化に挑戦することで仲介手数料無料or定額21万円という仲介手数料を実現しています。ただ、業務内容を削ればさらに仲介手数料の削減も可能と思いますが、そうなると肝心の安心した不動産取引の実現が難しくなると思い、現在の手数料設定になりました。単なるCDではなく、VEを実現した形が現在の仲介手数料体系だと考えています。
不動産の購入や売却はは一生に何度もあるようなものではありませんので、必ずプロのアドバイスは必要になります。皆さんにとって有益なもの又は必要なものはキッチリと残し、必要でないものは削除していきます。そして、最後に必要なことは、業務に見合った報酬形態を実現するということです。
仲介手数料は安くとも質の高いサービスを!
不動産の購入は一生になんどもあるものではありません。購入物件に瑕疵が無いかどうかの確認は当然必要ですし、間違えのない物件選びをサポートするために不動産のプロのアドバイスは欠かせません。 金銭では測れない不動産購入時までに欠かせない業務を確実にバックアップしていきます。
<基本業務>
@物件の紹介・斡旋・調査
A価格交渉
B住宅ローンの紹介・斡旋
C物件の案内・アドバイス
D資金相談
E売買・相続・税務に関するアドバイス
F契約書・重要事項説明書の作成・確認・立会い
G引渡に至るまでのサポート